PROJECT
3つのプロジェクトに関する情報をお届けします。
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・サンゴプロジェクト
こどもたちが楽しみながらサンゴについて学び、育てていくプロジェクト -
・おさかなプロジェクト
展示する魚の一部をこどもたちと一緒に決めていくほか、楽しみながら水族館やお魚への理解を深めるプログラムを展開するプロジェクト -
・アクセシブルプロジェクト
未来を担うこどもたちや若者、障がいのある方々などと一緒に、誰もが楽しみ、学びのある水族館を創っていくプロジェクト
記事一覧
2026.09.25
PROJECT
- おさかなプロジェクト
結果発表!「みんなで決めよう!新しい水族園の生き物たち 第2弾」
葛西臨海水族園は、2028年の新水族園オープンに向けてリニューアルを進めています。今回は、昨年の第1弾に続く投票イベント第2弾として、「アマモ場」をテーマとする水槽で展示する生き物の一部を、皆さまの投票で決定いたしました。(投票イベントの記事はこちら)投票は、①水族園の来園者の方々と、②水族園の所在地である江戸川区の区立小学校のこどもたちに参加いただき、それぞれで最も投票数の多かった下記の1位の生き物2種を、新水族園で展示する予定です。(投票対象になった生き物は、現在の葛西臨海水族園では展示していない5種です。) 今回のイベントでも、大変多くの投票やメッセージをいただき、ありがとうございました。今回1位に選ばれた生き物以外にも、様々な特徴のある魅力的な生き物たちを展示できるように準備を進めています。新しい葛西臨海水族園の完成を楽しみにお待ちいただけたらうれしいです。 ①水族園の来園者の方々の投票結果 1位 イイダコ (745票) (c)yamamoto noriaki/nature pro./amanaimages 2位カギノテクラゲ633票3位シマウシノシタ172票4位トビヌメリ151票5位クダヤガラ135票 ※投票総数 1,836票 寄せられたメッセージの一部 ※抜粋・要約(その魚を選んだ理由/選んだ魚や新水族園への応援メッセージなど) イイダコ いつも食べている生物がどのようにうごいているか見たいから。 カギノテクラゲ すけててくもみたいでおもしろい。 シマウシノシタ シマもようがキレイ。 トビヌメリ 口がかわいいから。 クダヤガラ 細長いからだが好きだから。 新水族園 どんな子(生き物)が来てもうれしいです!お世話がんばってください! ②江戸川区立小学校のこどもたちの投票結果 1位 カギノテクラゲ (511票) (c)yoshino yusuke/nature pro./amanaimages 2位イイダコ390票3位トビヌメリ265票4位シマウシノシタ162票5位クダヤガラ93票 ※投票総数 1,421票 寄せられたメッセージの一部 ※抜粋・要約(その魚を選んだ理由/選んだ魚や新水族園への応援メッセージなど) カギノテクラゲ 色が綺麗だから。 1年生 イイダコ 目玉模様を実際に見てみたいです。 2年生 トビヌメリ 砂に紛れ込んでいるのがかわいいから。 3年生 シマウシノシタ ミステリアスだから。 5年生 クダヤガラ 細長くて顔が可愛いから。 4年生 新水族園 とっても好きな水族園なので新しくなって行けるのを楽しみにしています! 6年生 ※1位以外の魚についても、検討の結果、新水族園で展示することがあります。 投票イベントの記事はこちら
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2026.09.25
PROJECT
- おさかなプロジェクト
「みんなで決めよう!新しい水族園の生き物たち 第2弾」を開催しました
2026年7月7日(火)~7月14日(火)、葛西臨海水族園にて、新水族園のオープンに向けた「おさかなプロジェクト」のイベントとして、「みんなで決めよう!新しい水族園の生き物たち 第2弾」を開催しました。葛西臨海水族園では、2028年のリニューアルオープンに向けて、楽しみながら水族園や生き物への理解を深める「おさかなプロジェクト」を進めています。昨年11月に実施した第1弾投票イベントに続いて、今回も新しい水族園で展示する生き物の一部を来園者の皆さんに選んでいただきました。会場には、たくさんのこどもたちや家族連れの方々が訪れ、候補となった5種の生き物の中から、新しい水族園で展示してほしい生き物に投票していました。 新水族園の「アマモ場」をテーマとする水槽で展示する生き物を選ぶ 「みんなで決めよう!新しい水族園の生き物たち」は、新水族園で展示する生き物を、こどもたちをはじめとする来園者の皆さんと一緒に決める投票イベントです。昨年11月の第1弾では、新水族園の「小笠原諸島」をテーマとする水槽で展示する生き物の投票を実施しました。第2弾となる今回は、新水族園の「アマモ場」をテーマとする水槽で展示する生き物の一部を、こどもたちや来園者の皆さんが選びました。緑色の細長い葉が特徴的なアマモは、ワカメやコンブのような海藻ではなく、根を持つ植物の仲間です。海の中でアマモが密集して生える「アマモ場」は、かつては身近な存在でしたが、今では東京湾でも限られた場所でしか見られない大切な自然環境のひとつ。小さな生き物や成長途中の稚魚が身を隠しながら育つすみかになっており、「海のゆりかご」とも呼ばれています。また、アマモは、水をきれいに保ったり、二酸化炭素を吸収したりすることで、海の環境を支える役割も果たしています。 葛西臨海水族園では、新しい水族園をもっと楽しみにしてもらうことに加え、こうしたアマモ場の魅力や、そこにくらす多様な生き物について知ってもらうきっかけとして、今回の投票イベントを実施しました。投票で1位に選ばれた生き物は、新水族園の「アマモ場」をテーマとする水槽で展示する予定です。 投票への参加方法は2つ。葛西臨海水族園での来園者による投票のほか、江戸川区立小学校に通う小学生の皆さんがオンライン投票を行いました。 参加方法①開催期間:2026年7月7日(火)~7月14日(火) ※開園日のみ場所:葛西臨海水族園・「東京の海」エリア「アマモ場」水槽横のイベントスペース対象:来園者参加方法:園内での投票用紙またはオンラインでの投票 参加方法②開催期間:2026年7月7日(火)~7月20日(月・祝)対象:江戸川区立小学校に通う小学生投票方法:小学校でのオンライン投票 楽しみながら「こんな生き物を展示してほしい」という一票を 候補となる生き物は、東京湾のアマモ場にも生息する次の5種です。どの生き物も、現在の葛西臨海水族園では展示していません。 ①クダヤガラ ②トビヌメリ③カギノテクラゲ④イイダコ⑤シマウシノシタ ① クロハコフグ ② シテンチョウチョウウオ ③ オビテンスモドキ ④ ハタタテダイ ⑤ ワヌケトラギス 「東京の海」エリアの「アマモ場」水槽横のイベントスペースに、それぞれの生き物の特徴を紹介する解説パネルを展示しました。解説パネルには、生き物の写真に加えて、色や形、大きさ、エサの食べ方、泳ぎ方などが書かれています。こどもたちをはじめ、家族連れなど多くの方々がパネルの前で足を止め、「こんな生き物に会ってみたい!」という思いを込めて一票を投じていました。 会場では、写真に写る生き物の姿に興味津々だったり、解説文をじっくり読んで、どんな生き物なのかを知ろうとしたりしているこどもたちの姿が。家族やグループで「この生き物がいい!」「私はこっちが気になる」と意見を交わしながら、楽しそうに相談する様子も見られました。「色や形がユニークだから」「模様がすてきだから」「どんなふうに動くのか気になる」など、こどもたちはそれぞれの視点で生き物の魅力を発見しながら、投票する生き物を決めていました。 イベントに参加した皆さんの声 ※抜粋・要約 「2つの生き物で迷いました。写真で色や模様を見て、きれいだと思った方を選びました」(小学校2年生のお子さん) 「どれに投票しようか迷ったけれど、パネルの説明を読んで、一番気になった生き物を選びました。新しい水族園で実際に動いているところを見てみたいです」(小学校4年生のお子さん) 「葛西臨海水族園には何度も来たことがあったけれど、アマモのことは知りませんでした。アマモ場の水槽も、これまでは何となく眺めていただけだったので、今日はしっかり見てみたいと思います」(小学校4年生のお子さん) 「こどもと一緒に選びました。こういった投票イベントは楽しいですね。展示に来園者の意見が反映されるのはとても良いと思います」(5歳のお子さんの保護者の方) 「パネルの写真や説明が分かりやすかったです。こどもも楽しそうに選んでいました」(小学校1年生のお子さんの保護者の方) 「展示される生き物を自分で選べるのは面白いと思いました。選んだ生き物が新しい水族園で展示されたらうれしいです」(大人の方) 投票結果 結果の詳細はこちら 結果の詳細はこちら 【①水族園の来園者の方々の投票結果】1位 イイダコ 【②江戸川区立小学校のこどもたちの投票結果】1位 カギノテクラゲ それぞれの投票で1位に選ばれたイイダコとカギノテクラゲを、新水族園の「アマモ場」をテーマにした水槽で展示する予定です。 投票を通じて広がった生き物への興味 今回のイベントでは、投票用紙・オンライン合わせて多くの票が集まりました。また、投票のメッセージ欄では、選んだ生き物の魅力や選んだ理由、新しい水族園への期待など、参加した皆さんの思いがたくさん寄せられました。「色や形がすてき」「動いているところを見てみたい」といった生き物への興味をきっかけに、そのすみかであるアマモ場について知る機会にもなったようです。水族園での投票後には、会場の隣にある「アマモ場」水槽をじっくり観察するこどもたちの姿も見られ、そこにくらす多様な生き物への関心が広がっている様子がうかがえました。 水族園職員より 今回のイベントでは、新水族園で展示する生き物を選ぶ楽しさを通して、アマモ場という環境や、そこにくらす生き物の多様性について知ってもらうことも大切にしました。候補になった5種の生き物からもわかるように、アマモ場には魚だけでなくいろいろな種類の生き物がくらしています。新しい水族園では、ぜひアマモ場の水槽にも注目してみてください。このイベントをきっかけに、東京湾に広がる身近な自然環境に興味を持ってもらえたらうれしいです。 昨年、今年と2回にわたって実施してきた投票イベント「みんなで決めよう!新しい水族園の生き物たち」では、こどもたちをはじめ多くの方々から、新しい水族園への期待や、生き物への思いが寄せられました。葛西臨海水族園では、皆さんからいただいた声を大切にしながら、2028年のリニューアルオープンに向けて、より魅力的な水族園づくりを進めていきます。
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2026.08.18
PROJECT
- アクセシブルプロジェクト
ユニバーサルデザインワークショップを開催しました
第3回ワークショップの様子 2026年5月13日、葛西臨海水族園にて、新水族園のユニバーサルデザインについて考えるワークショップを開催しました。今回のワークショップでは、新水族園のフロアマップや展示案内などについて、模型や原寸大のサンプルを用いて視覚に障がいのある方々に検証していただきました。 誰もが楽しみ、学びのある水族園を目指して 葛西臨海水族園では、2028年のリニューアルオープンに向けて、未来を担うこどもたちや若者、障がいのある方々などと一緒に、誰もが楽しみ、学びのある水族園を創っていく「アクセシブルプロジェクト」を進めています。ユニバーサルデザインワークショップは、その取り組みの一つとして、新水族園のリニューアルを行う事業者「株式会社東京シアトリエ(以下「シアトリエ」)」が、障がい者団体やNPO法人、有識者など様々な方からご意見を伺い、建物の設計や展示内容に反映することを目的として実施するものです。 過去2回のワークショップでは、建築計画や施設整備に関するご意見をいただきました。3回目となる今回は、視覚に障がいのある方々や有識者にお集まりいただき、新水族園のエントランスや各展示ゾーンにおける案内・誘導サインの情報アクセシビリティ(※)の検証を行いました。 ※情報アクセシビリティ:年齢や障がいの有無等に関わらず、誰でも必要な情報に簡単にたどり着け、利用できること 新水族園の園内模型を使いながらサイン計画を説明 水族園には、エントランスや展示ゾーン、通路などに、様々なサインが設置されています。サインとは、文字や図、記号などを用いて情報を伝達する標示物のことです。2028年にオープン予定の新水族園は、全館案内図や誘導サインをはじめとする各種サインを適切に設計・設置することで、様々な来園者が利用しやすい空間となることを目指しています。 今回のワークショップでは、まずシアトリエより、新水族園の建築・展示計画の概要について説明が行われました。参加された方々は、フロアごとに作製された新水族園の模型に触れながら、建物のつくりや各展示ゾーンの位置関係、園内の動線などを確認していました。 模型を触りながら水族園内の動線を確認している様子 続いて、サイン計画について説明がありました。新水族園では、文字や図による案内表示のほか、指先で触れて情報を得られる点字付きの触知案内図を設置する予定です。また、来園者が園内をスムーズに移動できるように、数字を効果的に活用したサイン表記を計画しています。参加された方々には、新水族園の園内模型を使って、サインの設置位置などをご確認いただきました。 原寸大の仮サインでわかりやすさを検証 サインの検証にあたっては、紙にプリントした原寸大の全館案内図と誘導サイン、触知案内図の模型が用意されました。参加された方々に、サインの取付位置や内容のわかりやすさなどを検証していただきました。また、ロービジョンの方々には、文字や図の見え方についてもご確認いただきました。 原寸大の触知案内図の模型を確認している様子 原寸大の仮サインを確認した後、参加された方々から、「触知案内図はどのような位置に設置される予定ですか?」「点字部分にはどのような内容が書かれるのですか?」などの質問が飛び交い、「触知案内図の取付位置は車椅子の方にもちょうど良い高さだと思うが、もしぶつかってしまってもケガをしないように安全性にも配慮してほしい」といった声も寄せられました。また、サインの文字の大きさや色、点字の配置など、様々なご意見をいただきました。 シアトリエからも、「『こんな工夫があればうれしい』というものはありますか?」と問いかけがあり、当事者の方々が感じる不安や疑問、解決のためのアイデアなど、活発な意見交換が行われました。ワークショップに参加された方々からは、「障がいを持つ人もそうではない人も、みんながワクワクできる水族園を目指してほしい」と、新水族園への期待の声も寄せられました。 今後も、これらのご意見を参考にしながら、幅広い方々に訪れていただける施設になるよう検討を進めていきます。
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2026.01.28
PROJECT
- サンゴプロジェクト
「サンゴの苗を作ってみよう」イベントを開催しました
日本産サンゴの飼育展示に取り組んでいる「サンゴ礁の海」水槽 2025年11月30日(日)、葛西臨海水族園にて、新水族園のオープンに向けた「サンゴプロジェクト」のイベント「サンゴの苗を作ってみよう」を開催しました。 「サンゴプロジェクト」は、こどもたちが楽しみながらサンゴとその環境について学び、新水族園オープン時に展示できるようにサンゴを育てていくプロジェクトです。今回はその一環として、新水族園で展示予定のサンゴの苗作りを体験し、現在の水族園でサンゴを展示している水槽を表と裏の両側から見学するプログラムを実施しました。 参加したこどもたちは、サンゴの苗作りや水槽の見学を通して、サンゴがどのような生き物で、どのように育つのかを学び、サンゴがくらす海への関心を深めていました。 ※ 記事内記載の「サンゴ」は、サンゴ礁を形成する「造礁サンゴ」を指します。 サンゴってどんな生き物? 葛西臨海水族園では現在、「サンゴ礁の海」水槽で日本産サンゴの飼育に取り組んでいます。この水槽のサンゴは、2028年にリニューアルオープンする新水族園においても展示を継続する予定です。今回のイベントでは、こどもたちが、新水族園で展示する予定のサンゴの苗を作りました。 苗作りに先立って行われたのは、水族園職員によるプログラムの概要やサンゴの生態についての説明です。 サンゴは木の枝のような形をしていますが、実は植物ではなく動物です。サンゴをよく見ると、イソギンチャクのような姿をした小さな「ポリプ」がたくさん集まっているのがわかります。このポリプには、エサをつかまえる触手や、エサを食べたりフンを出したりする口、食べたものを消化する胃などがあります。 さらに、サンゴの体を顕微鏡で拡大してみると、茶色の小さなツブツブが見えます。これは、「褐虫藻(かっちゅうそう)」という藻類(そうるい)の仲間で、サンゴの体の中でくらしています。褐虫藻は光合成によって栄養を作り出し、サンゴはその栄養をもらい、お互いに支え合って生きています。 会場では、水族園職員が半年ほど前に作ったサンゴの苗を見本として展示 「サンゴって何だろう?」という水族園職員の問いかけに、はじめは「海に生えている木」「植物」と答えていたこどもたちも、その生態を知り「サンゴは動物なんだ!」「ウンチも口から出るの!?」と驚いた様子でした。 サンゴの増え方には、卵を産む方法と、折れた枝が岩にくっついて育つ方法があります。今回のイベントでは、サンゴの採集や輸送の時に折れてしまった小さなサンゴの枝で “苗”を作りました。 サンゴの苗作りに挑戦 サンゴの苗作りは、4~6人ずつのグループに分かれて行いました。小さなサンゴの枝を土台に固定し、1人ひとつずつサンゴの苗を作ります。 はじめに、サンゴを固定するための接着剤の準備からスタートです。ゴム手袋をつけ、粘土のような2種類の特殊な接着剤をよく混ぜ合わせます。その後、サンゴの枝をサンゴ養殖用の土台のへこみにあて、棒状に伸ばした接着剤を根元に巻き付けていきます。接着剤を指でおさえ、形を整えたら完成です。 サンゴにダメージを与えないように作業は丁寧に素早く行い、できあがったサンゴの苗はすぐに水の中へ戻します。こどもたちは、「2種類の接着剤をこねるのがちょっと大変だね」「うまくサンゴがくっついたかな?」などと話しながら、真剣に作業に取り組んでいました。 苗作りを終えたこどもたちは続々と、水族園職員が半年ほど前に作ったサンゴの苗の周りに集まり、「今日作った苗も半年経ったらこれくらい大きくなるかな」「ポリプを見つけたよ」などと、楽しそうに話し合っていました。 サンゴの水槽を裏側から見てみよう サンゴの苗を作った後は、2つのグループに分かれ、サンゴの水槽を表と裏の両側から見学しました。向かったのは、たくさんのサンゴと色とりどりの魚を展示している「グレートバリアリーフ」水槽です。 裏側から見た水槽 水槽でくらす魚たちの食べかすやフンは、細かくばらばらになって水の中に漂い、サンゴにとって大切な栄養になります。水槽を裏側から見ると、照明や水流がしっかりと管理されている様子がよくわかります。照明は褐虫藻による光合成を促し、水流にはエサをサンゴへ流れやすくするなどの役割があります。こどもたちは「サンゴがくらしやすい環境になるように工夫されているんだ」と感心した様子でした。 表側から見た水槽 水槽の表側からは、サンゴの枝の間に隠れる小さな魚の姿も、裏側から見るよりもはっきりと見えます。こどもたちからは「サンゴに隠れて敵から身を守っているんだね」「サンゴはいろんな生き物のおうちになってるね」との声が。サンゴとサンゴ礁にくらす生き物たちの関わりについて、「なるほど!」という表情を浮かべながら学んでいました。 サンゴを守るためにできること たくさんの生き物のいのちを育んでいるサンゴですが、今、世界中でサンゴが減っています。その大きな要因が地球温暖化です。地球温暖化によって海水温が上昇すると、褐虫藻がサンゴから離れてしまい、その結果、サンゴの体が白く見えるようになります。これを「白化現象」といい、白化した状態が続くと、サンゴは褐虫藻から栄養をもらえずにやがて死んでしまいます。 サンゴが減るということは、サンゴとともにくらすたくさんの生き物の住みかが失われることでもあります。サンゴ礁の危機を知ったこどもたちは、「サンゴを守るために何ができるだろう」と話し合い、「ゴミを減らす」「電気をこまめに消す」「食べ物を粗末にしない」など、たくさんの意見があがっていました。 今回のプログラムでは、こどもたちがサンゴの生態や海の環境について学びながら、自分たちの手でサンゴの苗を作りました。サンゴの苗作りや水槽見学を通して、サンゴの役割やサンゴ礁の海への理解も深まったようです。 こどもたちが作ったサンゴの苗は、葛西臨海水族園のバックヤードで飼育係が育て、状態が安定した後に「サンゴ礁の海」水槽で展示する予定です。また、成長後は、新しい水族園でも展示を目指しています。こどもたちからは、自分たちが作ったサンゴの苗がどのように展示されるのか、新水族園の完成を心待ちにする様子もうかがえました。 こどもたちが作ったサンゴの苗 <参加した皆さんの声> ※抜粋・要約 「普段見られない水槽の裏側を見学できて面白かったです。今日作ったサンゴの苗が大きく育ってほしい!どんなふうに展示されるのか楽しみです」(小学校3年生のお子さん) 「サンゴの苗作りはとても楽しかったです。サンゴの水槽で水流などが工夫されているのを知ってびっくりしました」(小学校4年生のお子さん) 「サンゴの白化現象の話を聞いて、無駄な電気を使わないなど、サンゴを増やすためにできることからはじめようと思いました」(小学校4年生のお子さん) 「職員の方の説明がわかりやすく、こどもにも理解しやすかったと思います。サンゴや海の環境について、親子で考える良い機会になりました」(保護者の方) <水族園職員より> 「サンゴの生態や白化現象などの話は少し難しい内容でしたが、お子さんたちはみんな真剣に耳を傾け、しっかりと理解してくれたようでした。サンゴが長い年月をかけて積み重なってできるサンゴ礁は、海でくらす多くの生き物にとって非常に重要な役割を果たしています。今回のプログラムを通して、サンゴがどのような生き物かを知り、日常生活の中でサンゴを守るためにできることを意識してもらえればと願っています」 バックヤードで飼育中のサンゴの苗の様子(2026年1月10日撮影) 今回作ったサンゴの苗は、今後、現水族園の「サンゴ礁の海」水槽へ段階的に移動させ、新水族園での展示継続を目指します。 (「サンゴ礁の海」水槽でサンゴの苗を展示した際はこちらでお知らせします→ 【葛西臨海水族園HP】)/
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2025.12.23
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- おさかなプロジェクト
結果発表!「みんなで決めよう!新しい水族園の生き物たち」
葛西臨海水族園は、2028年の新水族園オープンに向けてリニューアルを進めています。このたび、新水族園の「小笠原諸島」をテーマとする水槽で展示する生き物の一部を、皆さまの投票で決定いたしました。 (投票イベントの記事はこちら)投票は、①水族園の来園者の方々と、②水族園の所在地である江戸川区の区立小学校のこどもたちに参加いただき、それぞれで最も投票数の多かった下記の1位の魚2種を、新水族園で展示する予定です。(投票対象になった魚は、現在の葛西臨海水族園では展示していない5種です。) 今回のイベントでは、大変多くの投票やメッセージをいただき、ありがとうございました。今回1位に選ばれた魚以外にも、様々な特徴のある魅力的な生き物たちを展示できるように準備を進めています。新しい葛西臨海水族園の完成を楽しみにお待ちいただけたらうれしいです。 ①水族園の来園者の方々の投票結果 1位 クロハコフグ (589票) (c)Alamy/amanaimages 2位ハタタテダイ240票3位オビテンスモドキ204票4位ワヌケトラギス203票5位シテンチョウチョウウオ178票 ※投票総数 1,414票 寄せられたメッセージの一部 (その魚を選んだ理由/選んだ魚や新水族園への応援メッセージなど) クロハコフグ おもしろいもようや色で、いろいろしりたいからです。 ハタタテダイ 背中のヒレがとがってておもしろいからです。 オビテンスモドキ かっこいいし大きそう。 ワヌケトラギス 細長い魚が好きだから。 シテンチョウチョウウオ 色が派手でかっこいいから。 新水族園 新しい水族館、楽しみにしています!学べる楽しい水族館にしてください。 ②江戸川区立小学校のこどもたちの投票結果 1位 ハタタテダイ (698票) (c)Hiroshi Takeuchi/MarinepressJapan/amanaimages 2位クロハコフグ678票3位シテンチョウチョウウオ518票4位ワヌケトラギス355票5位オビテンスモドキ281票 ※投票総数 2,530票 寄せられたメッセージの一部 (その魚を選んだ理由/選んだ魚や新水族園への応援メッセージなど) ハタタテダイ いろもきれいだし、しましまでかわいいからそれにきめました。 1年生 クロハコフグ 箱みたいな形で面白いから。 2年生 シテンチョウチョウウオ 色がきれいだからです。 3年生 ワヌケトラギス 見ためが可愛く不思議な色をしているから。 5年生 オビテンスモドキ 見た目と名前がかっこいいから。 4年生 新水族園 いつも臨海公園に行く時寄っています。魚だけでなくペンギンなどの動物もいて面白いです!! これからも頑張ってください! 6年生 ※1位以外の魚についても、検討の結果、新水族園で展示することがあります。 投票イベントの記事はこちら
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