PROJECT

「みんなで決めよう!新しい水族園の生き物たち 第2弾」を開催しました

2026.09.25

  • おさかなプロジェクト

2026年7月7日(火)~7月14日(火)、葛西臨海水族園にて、新水族園のオープンに向けた「おさかなプロジェクト」のイベントとして、「みんなで決めよう!新しい水族園の生き物たち 第2弾」を開催しました。
葛西臨海水族園では、2028年のリニューアルオープンに向けて、楽しみながら水族園や生き物への理解を深める「おさかなプロジェクト」を進めています。昨年11月に実施した第1弾投票イベントに続いて、今回も新しい水族園で展示する生き物の一部を来園者の皆さんに選んでいただきました。
会場には、たくさんのこどもたちや家族連れの方々が訪れ、候補となった5種の生き物の中から、新しい水族園で展示してほしい生き物に投票していました。

新水族園の「アマモ場」をテーマとする水槽で展示する生き物を選ぶ

「みんなで決めよう!新しい水族園の生き物たち」は、新水族園で展示する生き物を、こどもたちをはじめとする来園者の皆さんと一緒に決める投票イベントです。
昨年11月の第1弾では、新水族園の「小笠原諸島」をテーマとする水槽で展示する生き物の投票を実施しました。第2弾となる今回は、新水族園の「アマモ場」をテーマとする水槽で展示する生き物の一部を、こどもたちや来園者の皆さんが選びました。
緑色の細長い葉が特徴的なアマモは、ワカメやコンブのような海藻ではなく、根を持つ植物の仲間です。海の中でアマモが密集して生える「アマモ場」は、かつては身近な存在でしたが、今では東京湾でも限られた場所でしか見られない大切な自然環境のひとつ。小さな生き物や成長途中の稚魚が身を隠しながら育つすみかになっており、「海のゆりかご」とも呼ばれています。また、アマモは、水をきれいに保ったり、二酸化炭素を吸収したりすることで、海の環境を支える役割も果たしています。

葛西臨海水族園では、新しい水族園をもっと楽しみにしてもらうことに加え、こうしたアマモ場の魅力や、そこにくらす多様な生き物について知ってもらうきっかけとして、今回の投票イベントを実施しました。投票で1位に選ばれた生き物は、新水族園の「アマモ場」をテーマとする水槽で展示する予定です。

投票への参加方法は2つ。葛西臨海水族園での来園者による投票のほか、江戸川区立小学校に通う小学生の皆さんがオンライン投票を行いました。

参加方法①
開催期間:2026年7月7日(火)~7月14日(火) ※開園日のみ
場所:葛西臨海水族園・「東京の海」エリア「アマモ場」水槽横のイベントスペース
対象:来園者
参加方法:園内での投票用紙またはオンラインでの投票

参加方法②
開催期間:2026年7月7日(火)~7月20日(月・祝)
対象:江戸川区立小学校に通う小学生
投票方法:小学校でのオンライン投票

楽しみながら「こんな生き物を展示してほしい」という一票を

候補となる生き物は、東京湾のアマモ場にも生息する次の5種です。どの生き物も、現在の葛西臨海水族園では展示していません。

①クダヤガラ 
②トビヌメリ
③カギノテクラゲ
④イイダコ
⑤シマウシノシタ

「東京の海」エリアの「アマモ場」水槽横のイベントスペースに、それぞれの生き物の特徴を紹介する解説パネルを展示しました。解説パネルには、生き物の写真に加えて、色や形、大きさ、エサの食べ方、泳ぎ方などが書かれています。こどもたちをはじめ、家族連れなど多くの方々がパネルの前で足を止め、「こんな生き物に会ってみたい!」という思いを込めて一票を投じていました。

会場では、写真に写る生き物の姿に興味津々だったり、解説文をじっくり読んで、どんな生き物なのかを知ろうとしたりしているこどもたちの姿が。家族やグループで「この生き物がいい!」「私はこっちが気になる」と意見を交わしながら、楽しそうに相談する様子も見られました。
「色や形がユニークだから」「模様がすてきだから」「どんなふうに動くのか気になる」など、こどもたちはそれぞれの視点で生き物の魅力を発見しながら、投票する生き物を決めていました。

イベントに参加した皆さんの声  ※抜粋・要約

「2つの生き物で迷いました。写真で色や模様を見て、きれいだと思った方を選びました」
(小学校2年生のお子さん)

「どれに投票しようか迷ったけれど、パネルの説明を読んで、一番気になった生き物を選びました。新しい水族園で実際に動いているところを見てみたいです」
(小学校4年生のお子さん)

「葛西臨海水族園には何度も来たことがあったけれど、アマモのことは知りませんでした。アマモ場の水槽も、これまでは何となく眺めていただけだったので、今日はしっかり見てみたいと思います」
(小学校4年生のお子さん)

「こどもと一緒に選びました。こういった投票イベントは楽しいですね。展示に来園者の意見が反映されるのはとても良いと思います」
(5歳のお子さんの保護者の方)

「パネルの写真や説明が分かりやすかったです。こどもも楽しそうに選んでいました」
(小学校1年生のお子さんの保護者の方)

「展示される生き物を自分で選べるのは面白いと思いました。選んだ生き物が新しい水族園で展示されたらうれしいです」
(大人の方)

投票結果

結果の詳細はこちら

【①水族園の来園者の方々の投票結果】
1位 イイダコ

【②江戸川区立小学校のこどもたちの投票結果】
1位 カギノテクラゲ

それぞれの投票で1位に選ばれたイイダコとカギノテクラゲを、新水族園の「アマモ場」をテーマにした水槽で展示する予定です。

投票を通じて広がった生き物への興味

今回のイベントでは、投票用紙・オンライン合わせて多くの票が集まりました。また、投票のメッセージ欄では、選んだ生き物の魅力や選んだ理由、新しい水族園への期待など、参加した皆さんの思いがたくさん寄せられました。
「色や形がすてき」「動いているところを見てみたい」といった生き物への興味をきっかけに、そのすみかであるアマモ場について知る機会にもなったようです。水族園での投票後には、会場の隣にある「アマモ場」水槽をじっくり観察するこどもたちの姿も見られ、そこにくらす多様な生き物への関心が広がっている様子がうかがえました。

水族園職員より

今回のイベントでは、新水族園で展示する生き物を選ぶ楽しさを通して、アマモ場という環境や、そこにくらす生き物の多様性について知ってもらうことも大切にしました。候補になった5種の生き物からもわかるように、アマモ場には魚だけでなくいろいろな種類の生き物がくらしています。新しい水族園では、ぜひアマモ場の水槽にも注目してみてください。このイベントをきっかけに、東京湾に広がる身近な自然環境に興味を持ってもらえたらうれしいです。

昨年、今年と2回にわたって実施してきた投票イベント「みんなで決めよう!新しい水族園の生き物たち」では、こどもたちをはじめ多くの方々から、新しい水族園への期待や、生き物への思いが寄せられました。葛西臨海水族園では、皆さんからいただいた声を大切にしながら、2028年のリニューアルオープンに向けて、より魅力的な水族園づくりを進めていきます。

新水族園に向けた取り組み「おさかなプロジェクト」

新しい水族園のオープンに向けて推進している3つのプロジェクトのうちのひとつが、「おさかなプロジェクト」です。今回開催したプログラムのように、新しい水族園に展示する魚の一部をこどもたちと一緒に考えるなど、楽しみながら水族園や魚への理解を深めていただけるようなプログラムを今後も展開していきます。

※3つのプロジェクトについては、東京都建設局ホームページ「葛西臨海水族園(仮称)整備等事業に関するよくある質問」をご覧ください。
東京都建設局ホームページ
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/park/zoo/kasairinkaisuizokuen

Future Aquarium Journal 葛西臨海水族園 リニューアル特設サイト